Gelände the horse

馬券でベンツGクラスを目指す忘備録

マイルCS2021 有終の美か世代交代か注目のマイル頂上決戦

マイルcs2021

マイルCS2021の予想です。最後まで無料で見られます。

◎12.グランアレグリア
蹄の状態が思わしくなく歩様チェックに引っかかる恐れがあり、香港の出走を取りやめて、急遽中2週の前倒しで臨むことになったように、臨戦過程は好ましくありませんでした。しかし、絶好枠を引き当てたことや引退レースということで調教を精力的にこなし、力をある程度発揮できる状態になりました。そうなるとマイル戦でこの馬を軽視することは出来ません。また、ルメールJによると安田記念の敗北は中2週ローテではなく、喉が原因だったと指摘しており(レース後に手術)、天皇賞秋で喉については問題がないことを確認できたようです。2,000m激走の後や輸送もあるので疲労感は気になる所ですが、馬券内は堅い。

〇4.サリオス
昨年マイルCSは大外から終始外を回る距離ロスの中で上がり最速5着、大阪杯は道悪で内が厳しい中でインを強襲して5着、安田記念は前走の重馬場を走った疲労が抜けずに8着と、近三走はいずれも敗因が明確でありました。回復の遅れや爪の不安から直接臨むことになりましたが、堀師はここ3年間の放牧後で一番良い状態で帰厩してくれたと安心。問題の右トモは万全ではないにしても、全体として改善を感じ取っています。今回はブリンカーとクロス鼻革を採用する試みがあり、1週前に松山Jを乗せて追い切った際も、メリットの方が強くあったとのことです。もう少し外目の枠の方が良かったですが内も捌けます。

▲3.シュネルマイスター
3歳で安田記念3着、3歳で56kgを背負い毎日王冠を制すなど、強い3歳世代のマイル大将格です。反応が良い訳ではなく、瞬発力を求められる展開は向かないかもしれませんが、阪神マイルという持続的な脚が必要となる競馬は合っています。1kgとは言え3歳秋の牡馬が斤量ハンデを貰っている点も大きいです。ゲートが良くありませんが、スタートからの直線が長いのであまりマイナスにはならないです。今回は初めての関西輸送と、近走な主な実績は左回りの東京レースに限定されているのが割引材料ですが、常に関係者の想像を上回る活躍をしてきましたので、ここも勝ち負けに食い込む存在でしょう。

△6.ケイデンスコール
今年に入り京都金杯、中山記念、マイラーズCっと1,600~1,800mで覚醒を見せています。京都金杯と中山記念は内有利の馬場を上手く走れたこと、マイラーズCは前半1,000mを55,8秒と後ろ有利の展開に乗じての勝利ではありますが、展開次第で重賞で3戦連続連対する地力を証明しました。安田記念は力負け、毎日王冠は久々と暑さに弱い面もあり凡走してしまいましたが、今回は岩田康Jより「毎日王冠より今回の方がいい状態で挑めそう」と上積みが強調されました。右回りの坂ありコースになることと、内が得意な馬と騎手の組み合わせですから内枠寄りは歓迎要素です。
△11.カテドラル
今年に入りG3を4連対と晩成型ハーツクライ産駒の成長曲線が円熟期を迎えました。気性的にイレ込むことがありましたが、解消されてきた精神面の成長が大きいです。高速よりは渋った馬場が得意な馬なので、今の阪神で11番枠は良いポジションですし、池添学師はしまいに徹する競馬を宣言しており、思い切った騎乗で一発はありえます。安田記念は12着に大敗してしまいましたが、一昨年のNHKマイルは3着、マイルCSは上がり最速で6着に食い込みましたのでG1で足りないと見限るのは早計です。最終追い切りでは栗東坂路の自己ベストを更新する軽快な動きを見せており準備は万端です。

☆10.ロータスランド
有力な差し馬が揃いましたので、前に行く馬も狙いたいところです。一昨年の阪神JFはレシステンシアとマルターズディオサと前を競り合い二桁着順に沈みましたが、それを除くと阪神は5戦中4勝と2着1回と高い適性を示しています。ツメ不安がありましたが今年3月に特殊蹄鉄を使用してから上向きました。今年の関谷記念も1着を取り、東京新聞杯1着のカラテ、富士S1着のソングラインを退いているので地力もあります。追い切りが抜群で、17日の栗東坂路ではこの馬だけがラスト2Fで11秒を刻みました。富士Sは太め残しの叩きなので度外視です。辻野師は「ためる競馬」を明かしており吉とでるか凶でるか。

危1.ホウオウアマゾン
古馬混合重賞で馬券内を確保する力もあり、阪神を得意とするマイラーであり、前に付ける競馬で最内と絶好の枠を引きましたが、このそうそうたる末脚自慢が勢揃いする中では恰好の標的とされてしまいますし、内が荒れている阪神内回りでは、内側を走るのは酷です。

危7.インディチャンプ
見事な実績と怖いジョッキーではありますが、見据えているのは香港であり、ここは叩きの位置づけが明らかな仕上がりです。使える脚が短いので展開の助けが必要ですし、スプリントを使ってきた臨戦過程も昨年とは違います。年齢的な衰えも感じるのでここは軽視です。

危9.グレナディアガーズ
1週前の追いきりは代打池添Jも確かな手応えを感じており、この舞台は朝日杯FSを制した得意な競馬場です。輸送が無くなる点も3歳には嬉しいです。ただし、使える足が短くてラスト1Fで垂れるレースが続いています。上がりが求められる馬場で末脚はありません。

危13.ダノンザキッド
最優秀2歳を受賞した素質もあり、今まで関東遠征が続いてた中で阪神開催は好材料ですが、1,600mは忙しい印象かつ気性が難しい馬で、レース前のテンションが高いことが続いており安定感が無いです。久々の叩きとはいえ54kgで富士Sは不甲斐ない走りでした。